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ASIAN ELEPHANT

アフリカゾウとは違う点の多い「アジアゾウ」

アジアゾウはアフリカゾウに比べて耳が小さく、鼻先の形状が違います。アフリカゾウが上下に突起がありますが、アジアゾウは上にだけ突起があります。

牙は、アフリカゾウは前方にカーブした牙が、オスメスともにありますが、アジアゾウの牙はオスだけにあり、ほぼまっすぐに下に伸びます。

歯は臼歯が上下左右1本ずつあり、一生に5回生え変わります。臼歯の形が絶滅したマンモスによく似ており、近種な関係であるといわれています。

蹄の数も違っていて、アフリカゾウが前脚の蹄は4本に対しアジアゾウは5本、後脚の蹄は3本に対しアジアゾウは4本です。

アジアゾウは年をとってくると皮膚の色素が薄くなり、顔や鼻などに肌色の部分が現れてきます。

アジアゾウの暮らし

アジアゾウは南アジア、東南アジアの森林や草原に生息しています。群れは最年長のメスをリーダーとした10頭ほどの小さな家族で生活しています。オスはメスの発情時期だけ群れに合流します。それ以外は年長のオスは単独で暮らし、若いオスはオスだけの群れで暮らします。

大人のオスは毎年「マスト」と呼ばれる性的に興奮する時期があります。この時期は非常に攻撃的で非常に危険な状態になります。マストになると、こめかみの辺りからタール状の液体を出すのでそれで判断できます。

アジアゾウは主に昼中や朝焼けや夕暮れ行動します。日差しの強い日中は避けます。 水場では泥浴びをし、皮膚の乾燥や寄生虫、吸血性の昆虫類等から体を保護するためにしていると考えられています。

アジアゾウは植物の葉、枝、根、樹皮、種子、果実などを大量に食べます。1日に136キロの食料を消費します。食欲旺盛なゾウはあまり睡眠を取りません。大量の食料が必要なので、かなりの距離を移動します。移動時は時速6km程で歩きますが、時速40km以上にで走ることもあります。

アジアゾウの子育て

ゾウの妊娠期間は哺乳類の中で1番長く約22ヶ月です。1回に1頭の子供を産みます。子供は乳離れするのに3-5年かかあります。 出産時には、群れの中の他のメス達が助産婦となって胎盤の除去などを手伝ってくれます。出産しても母親が興奮状態で自分の子供を襲って傷つけたり、殺してしまったりすることもしばしばあります。

生まれたての子供は、体重は約100kg、体長約100cmあります。生まれると子供は自力で立ち上がります。子供は母親に寄り添い、血縁関係のある群れのメンバーに囲まれ捕食者などから守られ大切に育てられていきます。

アジアゾウと人間

知能が高い事から人間に調教され家畜化されています。重い荷物を運搬したり、サーカスで逆立ちさせたり台に上らせたり、タイではサッカーをするゾウが有名です。昔は戦争での戦闘用の武器として使われていたこともあります。

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