
ネコ科の動物は、獲物を捕らえる肉食哺乳類として最も進化しています。
筋肉質でしなやかな体は、パワー、スピードを生み出し、鋭い感覚、爪、歯、カムフラージュに優れた毛などハンターとして究極の進化を遂げています。
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸に生息し、アルプスの高地から砂漠にまで生息しています。

イタチ科の動物は、食肉目のなかで最も種類が多く、陸で暮らす「スカンク」、木の上で暮らす「テン」、穴を掘り暮らす「アナグマ」、半水生種の「ミンク」、完全な水生種の「カワウソ」まで様々です。共通の外見の特徴として、短い肢と長い体をしています。
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸の森林や低木などで暮らしています。

ジャコウネコ科の動物は、ネコとハイエナの近縁であり、もっと原始的な長い鼻と余分な歯を持っているのが特徴です。
アフリカ、マダガスカル、南アジア、ヨーロッパ南東部の森林や草原、砂漠に生息しています。
夜行性で樹上生活するものが多く、単独かペアで行動するものが多い。

ハイエナは4種存在し、外見はイヌに似ているが、ネコやジャコウネコと近い関係にあります。
アリを好むアードウルフ以外の3種は、強力な頭骨と顎、消化器官をもっており、骨を噛み砕いて消化吸収することができます。
4種共アフリカに生息し、サバンナや低木林、半砂漠地帯に生息しています。

イヌ科の動物には、イヌ、オオカミ、コヨーテ、ジャッカル、キツネ、タヌキが含まれます。
発達した鼻、耳を持ち、獲物を確実に追跡します。適応力が高く、何でも食べます。
開けた草原に生息しているが、隔離されたマダガスカルやニュージーランドには生息していません。

クマ科の動物は8種存在します。がっちりとした体格で大きな頭部と太い肢、短い尾をもっています。
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸全体、北アフリカと南アメリカの一部で見られ、主に森林地帯に生息しています。
嗅覚が鋭いが、視覚、聴覚はさほどよくありません。ほとんどのクマ類が脂肪を蓄えて冬眠します。

ゾウは陸上で最大の動物です。アフリカゾウ、アジアゾウ、マルミミゾウに分けられます。
がっしりとした巨体、柱のような足、大きな耳(アジアゾウは小さめ)、長い鼻という特徴的な体をしています。
メスを中心とした群れで生活し、高度な社会を作っています。ゾウは生涯を通じて成長し、約60年生きます。

奇蹄類の動物は、ウマ、サイ、バクからなります。
指は蹄(ひづめ)で覆われており、指先のみを地面につけて歩きます。指の数は、ウマで1本、サイで3本、バクで前脚が4本、後脚が3本となっています。
いずれも草食性で、門歯と臼歯が発達していて、草を噛み切り、すりつぶすのに適しています。

有袋類の動物は、胎児の発達のごく初期で子どもを産み落とし、胎盤の変わりに腹部にある袋(育児嚢)の中で母乳を与えて育てます。
有袋類は、砂漠から熱帯雨林までの様々な地域に生息しています。
オーストラリアには、大形哺乳類がいなかったため、多様な有袋類が生息しています。

異節類の動物は、アリクイ、ナマケモノ、アルマジロと独特な外見をしています。
かつて「貧歯類」と呼ばれていたとおり、歯が退化してまったくないか、エナメル質を欠いた歯があるだけです。
いずれも中南米に生息しています。

齧歯類の動物は、すべての哺乳類の40%以上を占めるほど繁栄しています。
ほとんどの齧歯類は4足歩行でかじるための特殊な出っ歯、長い口ひげ、長い尻尾、爪のある足をしています。
そしてほとんどの種が大きな群れをつくり、高度な社会をつくっています。

偶蹄類の動物には、ウシ、ヒツジ、シカ、カバ、キリン、ラクダ、イノシシなど約184種がいます。
第3指と第4指の2本が発達し、第1指は退化して2本または4本の蹄(ひづめ)をもっています。
カバ、イノシシ以外は、消化しにくい繊維分を消化するための胃を4つもっており、一度食べた物を吐き戻し、噛み返す、反芻(はんすう)を行います。

原猿類には、ツパイ、メガネザル、キツネザル、ロリスが含まれます。
原始的な樹上での生活に適応しており、手足は物をしっかりつかめるように進化しています。
通常は夜行性で、アジア、アフリカ、マダガスカルの森林に生息しています。

鰭脚類の動物は、アザラシ、アシカ、セイウチがいます。
流線型の体と力強い鰭(ひれ)をもち、100m以上も潜水することができます。なかには1時間以上も水中にいられる種もいます。
鰭脚類は世界中で見ることができますが、大半は温帯や極地の海に生息しています。

飛べない海鳥であるペンギンは、現在では6属19種存在し、泳ぐことと極寒で生きることに進化した動物です。
生涯の大半を水中で過ごし、繁殖のときは大きなコロニーをつくります。
生息地域は南半球の海に限られます。