
| 生息地 | アフリカ |
| 体 長 | 360-480cm |
| 体 重 | 700-1000kg |
| 尾 長 | 78-100cm |
キリンの背はオスで5mを超えることもあるといいます。前脚が長くとても頑丈で、キックの一撃でライオンを殺すことができます。長い首には他の哺乳類同様7個の骨からなっています。骨のひとつひとつが長くできているのです。尾は長く、体に付いたハエなどをはたきみたいに叩き落します。
キリンの主食であるアカシアの木は有刺鉄線のように長く鋭いトゲで葉を守っています。しかし、キリンは長い舌を器用に使い葉を巻き取ります。トゲがあっても毛の生えた唇や丈夫な口の中の粘膜がキリンを守ります。丈夫な皮膚のおかげでトゲが体に刺さる心配もありません。不思議なことに飲み込んでしまったトゲが体内で刺さることもありません。飲み込んだトゲは消化されずに糞としてそのまま排出されます。
葉の細胞の中に多くタンニンを含んだ植物がいます。キリンはその葉を平気で食べます。それは、キリンの唾液には解毒作用があるからです。いつも大量の唾液を出しているのは、植物の有毒な成分を中和するためなのです。
キリンの脳は心臓から3mも高い位置にあります。このため心臓は大きく、血圧はほ乳類の中でもっとも高いと言われています。脳まで大量に送った血液が重力で足下へと下がり足がむくんでしまいますが、固くしまった足の皮膚がそれを防いでいます。
水を飲むときなど急に頭を下げると脳に血液がたまり、ひどい頭痛をおこす危険があります。しかし、首の静脈の弁が血液の逆流を防ぎ脳に血がたまらないようになっています。また、頭をあげるときに頭から血が引いて気を失うのを防ぐため、頭を上げるとき瞬時に拍数を上げ脳に血液を送り込むことが出来ます。
ガル・アカシアという木には昆虫が寄生したことによって出来たコブがあり、その中にはたくさんのシリアゲアリが住んでいます。シリアゲアリは外敵が来るとお尻から動物の嫌いな蟻酸を出します。虫瘤の中から出てきて、木に害を与える寄生虫や葉を食い荒らす昆虫がいないか枝をパトロールします。その報酬として、枝の先端から蜜をもらいます。
キリンが葉を食べ始めると一斉にアリがキリンの顔や首に乗り移ります。しかし攻撃を加えることが出来るのは、皮膚の薄い歯茎や鼻に到達してからです。キリンも攻撃されると食べるのをやめます。こんなところでも生存競争が繰り広げられています。