
| 生息地 | アフリカ |
| 体 長 | 95-150cm |
| 体 重 | 40-85kg |
| 尾 長 | 25cm |
| 獲 物 | シマウマ、イボイノシシ、インパラ |
ブチハイエナのクランというグループは、メス中心の社会で成り立っています。体もメスのほうが大きく、リーダーはメスです。多いときは40頭以上になることがあります。群れでの序列がはっきりしており、むやみやたらに争いません。子供を生むことが出来るのはリーダーだけで、末女が時期リーダーとなります。
ブチハイエナの子育ては共同の保育場で行われます。授乳は実の母が行います。ただし母親同士が親子や姉妹などのような肉親の場合は、子供を交換して授乳することもあります。このような社会を形成することで、子供の1年後の生存確率は60%以上という野生動物としては極めて高い生存力を誇っています。
ハイエナは世間では「泥棒」と悪役にされ嫌われていますが、獲物の6割は自分たちで狩りをして捕まえた獲物を食べています。ハイエナの特技は強力な顎で骨をも砕くことで、獲物は骨まで食べ、強力な消化能力で随のタンパク質などの栄養を摂ります。そのため糞は白くなります。これはライオンや他の動物にはマネ出来ません。
自然界の動物は傷つくと餌をとれなくなって死ぬことが多いですが、ハイエナの群では、傷ついた仲間も他の仲間同様に餌を得ることが出来るという群全体での相互扶助のような体制を作ることで、サバンナを生き抜いてきたのです。
ブチハイエナにとってライオンは寄生虫そのものです。ブチハイエナが世間一般に、人のものを横取りする卑怯者といわれていますが、実際はブチハイエナよりもライオンのほうが横取りすることが多いのが事実です。狩りもブチハイエナのほうが高い確率で獲物をとらえます。
ライオンはブチハイエナを見つけると食べるわけでもないのに殺します。それはこの広いサバンナで生き残っていくための手段です。
狩りも上手く、高い社会性を持つクランを形成し、アフリカ全土に生息することに成功しているブチハイエナこそ、真のサバンナ王者といえるでしょう。